茶道 ”四ヶ伝” と 母の教え [これはどう?]
友人のブログで ” 四ヶ伝 ”の言葉を時々目にします。
この文字を目にするたびに、毎回思い出すことがあります。
数年前、母の卒寿祝いの時、孫、ひ孫も集まりお祝いをしました。
その夜、母はベッドの中で、 ” シカデン・・・シカデン・・ ”
と何度もつぶやいていました。 私は ” 死か・・? ” と死に関する
事が何か気になっているのかなと思い、聞き流していました。
なかなか寝付かないようで、” シカデン がどうしたの” と聞くと。
自分は、シカデンを教えてきた。 間違っていなかったか聞いてほしい。
母は、茶名 宗菊 を取り、 85歳まで茶道を教えていたので、茶道の事と
理解できました。その後、母は、しゃべり出しました。
” お客さんが来られた時は、すべてを忘れてお茶を頂き、
お客様が帰えられる時は、すがすがしい気持ちで帰って頂くように
にすること。 間違ってないよね! ”
私はこの時初めて、茶道を理解できたような気がしました。
今までは、テレビなどでは、茶碗を眺めては、誰々作の茶碗とか、
有名な人の掛け軸とか、自慢することみたいで、少し嫌な面がありました。
しかし、 母の話を聞いて、自慢じゃなく、お客様に夢中になって
頂くためのもので、高価なものでなくてもよいのだと・・・やっと気づかされました。
” 野に咲く花を一輪生けて、 どこどこの道に咲いてた花です
とても良い・・・な匂いがしますよ。 ”
” 小学校の分校で教えた子供が作ってくれた、茶碗です、同窓会に呼ばれ頂きました。”
お金持ちでない母は多分こうやって教えていたのだと思いました。
家に帰り調べると シカデン ⇒ 四ヶ伝 でした。
内容はよくわかりません。
4月の母の日にプレゼントした花が未だ元気に咲いています。
もう 3か月です。
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